私は、静岡県に代々続く家の長男として生まれました。祖父の代からは卸問屋を営むようになり、私は長男なので、将来は家業を継ぐものだと子どものころから思っていました。
中学2年生のときのことです。両親が車で一緒に出かけるときには、「七観行(ななかんぎょう)」をいつも唱えています。私は両親が変な宗教にはまったのではないかと心配になりました。
中学生で頭を取りに
しかし、それまで無口だった両親が別人のようになり、急ににこにこして大きな声でよくしゃべるようになり、家の様子が明るく変わってきたのです。私は、両親に、「頭を取らなきゃだめ」と言われるようになり、両親の明るい雰囲気から、ちゅうちょしながらも、頭を取りに行きました。
よろこびが吹き出して
私は3日目にすっぽり頭が取れたときのことを、今でもはっきりと覚えています。よく天声で、頭が取れるとコーラの栓を抜いたときのように、勢いよくよろこびが噴き出してくるよと言われていましたが、まさにその通りでした。180度変わった人間として誕生を果たし、それまでいかに自分のことしか考えておらず、マイナスだらけだったのかが分かりました。頭が取れて一番すごいと思ったのは、観(おも)いが使えるようになったことです。喜べる自分、人を喜ばせることができる自分になった凄さを体感しました。
本当に幸せな人生
生活の中で自然と答えが出る自分になっていた私は、高校を卒業し、3年ほど外で会社勤務をしているとき、24歳で最高のパートナーと出会ったのです。彼女と出会ったとき、誰にも必ずいるという赤い糸だと確信しました。私は彼女と家庭を築き、一緒に家業を手伝うようになりました。私は、赤い糸に出会え、子宝にも恵まれ、本当に幸せな人生を歩ませていただいていると思います。
今では、父から家業を引き継ぎ、全国展開するようになり、仕事は猫の手を借りたいほどの繁盛振りです。私たち家族の姿を見て、三法行を実践する人、頭を取る人がどんどん増えています。
静岡県でもよく行われている、超写経のすすめ教室・十文字クロス教室、また木村代表の講演会などに足を向け、ぜひ三法行のすばらしさを体感し、法則に沿った生活に触れていただきたいと思っています。