主人と一緒になって今年で26年目を迎えました。
主人と出会ったとき、最初のうちは単純に、「ただ好きだから、この人と一緒にいたい。この人のためだったら、どんなことであろうとやっていける。何があろうともついていける」と考えていました。
年の差婚の結果、不満が募るばかりに
主人と私の間には17歳の年齢差がありました。そして、主人には先妻との間に私とあまり年の違わない3人の子供があり、しゅうとめ・小じゅうとも一緒の状態でした。それでも私は、「好きな人のお母さん、子供なのだから、ちゃんとしてあげなければ」と一生懸命でした。
ところがいくら努力しても、何かが違う、なぜか報われないという感じがしてなりませんでした。いくら私が明るく振る舞っても、何か苦しいものがあり、しゅうとめの無神経な言葉がうっとうしく腹が立ち、不満が募っていくばかりなのです。
主人にわかってもらえず葛藤が続き
そうした不満を主人に打ち明けると、「お前の考え過ぎ。お前のひがみや」の一言で片付けられて、私がそれ以上主人の身内のことを口にすると、むきになって怒りだしてしまうのでした。「いちばんわかって欲しい人にわかってもらえない。こんなの本当の夫婦じゃない。私はこの家のただの女中かお手伝いさんなのかしら。私はこの家で一人ぼっちなんだ」とむなしい葛藤が続きました。
一晩で円形脱毛症に
そしてあるとき、私はたった一晩で500円玉大の円形脱毛症になってしまいました。それでも私はいつものように明るく「父さん、見て。ハゲできてるわ。5円玉と違うやで。500円玉やで」と言うと、主人は「ええやないか、涼しいなって。ついでに丸坊主にしたらええねん」と返したのです。私は「ほんまやなー」と言いつつ、陰では「そうやない。違うやろ」と思っていました。本音で分かり合えない、うわべだけの夫婦をやっていたと今にして思います。
「好きで私がついてきたのだから仕方がない」と自分で自分に言い聞かせながらも、日に日に苦しさ、むなしさが増していきました。「本当の私はこんなんじゃない」と苦しい心の中で叫んでいました。
三法行で何かしらワクワク、ウキウキして
ある方を通じて三法行(さんぽうぎょう)と出会うことができたのは、そんなときでした。
何かわからないけれどもただただ三法行を繰りかえし繰りかえしやっているうちに、何かしらワクワク、ウキウキしてくるのです。目に見える環境はいやなはずなのに、なぜか楽しく、なぜかよろこびが日を追って中からわき出してくるのでした。
主人に感謝のおもいがわいて
そして、あんなに苦しくてつらかったはずなのに、今では「この人と出会ったから、三法行に出会うことができた。この人に出会えたから今の喜んだ私があるのだ」と素直に言える私に変わったのです。今では主人と出会えたことに心から感謝しています。
三法行を繰りかえしやっていると、自分の内面がプラスへプラスへと切り替わっていくのが手に取るようにわかります。三法行は本当の自分、本当のよろこびを引き出してくれるこの世に二つとないものだと思いました。
家族もご縁のあった方々も三法行で変わって
その後も私がグレードアップした三法行を繰り返し、家の中に流れているものも変える中で、家族やご縁のある方々も三法行を実践するようになり、それぞれが、さまざまな問題と無縁となり、とても変わってきました。家全体の空気もとても温かく、気持ちのよいもにになってきました。
主人とは本当の「赤い糸夫婦」になりたいと思い、歩んできましたが、いつの間にかおもい描いたようになっていると思えます。
全ての方々に三法行に触れ、人間本来のよろこび生活を味わっていただきたいと思っています。