私は、3人きょうだいの次男として生まれましたが、もともとは母方の姓でした。
しかし、高校入学前に、両親から「父は養子なので、父方の跡継ぎが誰もいない。父方の姓を継いで欲しい」と言われ、当時は、何も分からないまま父方の姓に変えました。
父方の姓に変えた途端に苦難の連続で
ところが、父方の姓に変えた途端に、なぜか分かりませんが、苦難の連続で、それまでは順調だった人生が急に音を立てるように崩れていった気がしたのです。何か目に見えない力に左右されているような感じでした。
私の兄と妹の生活は何も問題がないのに、私だけは何をしてもうまくいきません。私は自暴自棄に陥ったり、ノイローゼ状態でうつになったりし、挙げ句の果てには家出をしたり自殺未遂も起こしたりし、何とか生きているという感じでした。
奇跡的な出会いで人生が明るく変わり
その後は、大学受験も失敗。就職して結婚もしましたが、今ひとつ満足できません。不平不満、愚痴が絶えず、夫婦げんかも頻繁で、いつ家が崩壊してもおかしくない状態でした。
しかし、33歳のとき、そんな私に転機が訪れました。1冊の本との出会いがきっかけで奇跡的に大自然の法則と出会うことができたのです。人生はガラリと明るく変わりました。また、人間とは何か?その家とは何か?や、ご先祖様との関係など、なぜ今まで私の人生がうまくいかなかったのが手に取るように理解できるようにもなったのです。
自殺者が絶えない家で
以前、母から、父方の家系は自殺者が絶えず、父の兄と姉も鉄道自殺をしていると聞かされていました。
問題の原因である「頭」を取り、三法行(さんぽうぎょう)を繰り返す中で、身にしみて先祖と家の生きざま、死にざまや観(おも)いの刻みが今の私や家族に影響していることを深く理解しました。
母もこのような父方の家を私に継がせることの重大さをわかっていたようで、私が前進できるよういろいろと協力をしてくれました。
家に流れているものを変えて
グレードアップした三法行の繰り返し、家に流れているものを一歩一歩変えることにより、少しずつ、私の人生も、家族も、負の循環から脱し、正常になっていくのがわかりました。
養子に入った父は、父の家が順調にいっているのを本当に喜んでいます。特に、父の兄と姉の魂を救い上げることができた後は、何も父には話していないのに、父は訳も分からず大喜びしていました。
天に出会っていなければ
もし、あのとき、私が大自然をつかさどる天と出会っていなければ、間違いなく自殺をし、父方の家も崩壊していたでしょう。両親へは、まず、「この世に送り出してくれてありがとう」と素直に感謝したいと思います。
苦難の連続のときは、私は両親を恨み、生きていることも嫌になり「なぜ、生まれたんだろう?」とよく自問自答しました。しかし、この世に誕生しなければ何も始まらなかった訳ですから、両親にはただただ感謝です。そして、父方の家に、「私を送り出してくれてありがとう」と言いたいのです。
両親への感謝を忘れず一歩一歩
父方の姓に変えていなければ、私は天と出会っていなかったと思います。本当に、これは奇跡的なことです。天と出会わなければ、ご先祖さまを救うこともできないし、家も私の人生も良くなりはしません。
今まで私が歩んできた人生は、山あり谷ありの人生ですが、これもひとつひとつ本当に意味のあるものだと思います。敷かれるべくして、一本のレールが敷かれているような気がします。
このような素晴らしい人生をいただいたのも本当に両親のおかげです。ただただ、「ありがとう!!」あるのみです。これからも、日々、両親への感謝を忘れず一歩一歩、歩ませていただきます!