子どものころから人生を模索
―― ご趣味の神社、仏閣にはいつごろから興味を持たれたのですか?
■ 昔から神社、仏閣が好きで、20歳のときに尼になって仏門に入ろうと思いました。小さいころから、自分は生きているのではなくて、天の神様に操作されているんだと思っていたので、尼さんになって仏門に入ろうかと思いましたが、女性だけの世界ですし、上下関係も厳しいので、今の世の中と変わらないのは嫌だと思い、やめました。
大学では国文科で学んでいて、就職も決まっていたのですが、「何か違うと」思い、郷里に帰ってきました。仕事を探すのに新聞の求人欄を見て、体も小さいし勝負事も好きだったので、競艇選手になろうかと思ったのですが、視力が規定に満たず、今の飲料関係の仕事に就きました。
―― どんな子ども時代をお過ごしでしたか?
■ 子どものころから人のうわさ話の中に入るのが嫌で、小学校、中学校から社会人になって今まで、自分は何か分からないけれども、つねに違ったところにある理想を探し求めて生きてきたように思います。20代のある年で、季節の変わり目の年4回、顔全体にブツブツができて、かゆくて腫れたのですが、薬は使わず、またかいたら傷になるのでジッと我慢してただ寝ていたことがあります。そのとき、自分の過去を振り返って反省しているとき、「生かされているんだ」ということにたどり着きました。ブツブツが治ったときは、体だけではなく心もスッキリしていました。でもなかなかこれだ!という結論めいたものは見つからなかったですね。
超写経で仕事がスムーズに
―― 自然の法則に出会われたのは?
■ 今から5年くらい前に、会社の方に超写経のすすめ教室に誘っていただいたのがきっかけになりました。
―― 超写経のすすめ教室はいかがでしたか?
■ 最初の1ページがなかなか書けませんでした。会社とか子どものことで、何か違うともやもやしていたときに「そうだ、やってみよう」と思って書いたことから、書けるようになりました。超写経をやるようになると、仕事がスムーズに進むので、自分ではないんじゃないかと、不思議な感覚になるときがありました。
―― 皆さんと三法行を行うあさなる会に参加されて。
■ あさなる会で皆さんのよろこび発表をお聞きしたときに、何かグッとくるものがあって、そこから繰り返しできるようになりました。
―― あさなる会は楽しいですね。大勢で行うと、天行力(てんぎょうりき)がそれだけたくさん流れます。
頭を取って、家の流れを変えていきたい
―― 10月3日の琵琶湖大観祭に参加されていかがでしたか?
■ 三法行を500巻やりきって、納めさせていただきました。次の年も500巻納めさせていただく気持ちになりました。
―― 500巻納められ、良かったですね。その後、初めての超天行力天授大祭にもご参加を。
■ 子どもと一緒に参加できました。来年も行こうねと言ったら「うん」と行く気満々でした。親が子どもに引っ張られているような感じです。子どもながらにちゃんと分かって行動している子なので、子どもに負けていられないです。
―― 子どもさんが一緒に歩んでいて、心強いですね。今後の抱負をお聞かせくださいますか。
■ 三法行に出会って、一生楽しんでできることが見つかりました。子どもが小さいので、できることが限られると思いますが、今はあせらずに、やれることを一つひとつやっていきたいと思います。是非、頭を取って、家に流れているものを正常化していきながら、仲間を増やしたいですね。頑張らないで、自然体でこれからも繰り返していきます。
―― ありがとうございました。