私は、現在は長崎市に統合された五島列島に生まれ育ちました。五島列島は、戦国時代よりキリスト教が広まり、今も信徒が全国一という島原も近いところです。あちらこちらに教会が建ち、両親を始め、6番目の自分含めて7人のきょうだいは、日曜ごとの礼拝に通っていました。
「みんなが幸せになれるように」といつも祈って
私は、将来シスターになりたいと思っていたので、全寮制のミッション系の中高一貫校に進学を勧められました。でも、悩んだ末に、心の通い合う友達や家族と離れたくないと、思いとどまりました。
私は地元の学校に通い、教会では聖歌隊に加わって、礼拝の折には、参列者を前に代表で聖書を朗読しました。「神様、どうぞ私を使ってください。みんなが幸せになれますように。そして、私も幸せになれますように」といつも祈っていました。
姉たちの魅力に引かれて「頭」を取り
そんな私は、姉を通じて、大自然の法則と出会うことができました。きっかけは、家に来ていた、姉の友人たちの姿や、にじみ出る魅力に引かれたことからです。姉たちのようになりたいと決心した私は、「頭を取る」プログラムに参加しました。経験のない母が応援してくれました。
はっきり意見が言えるように
その後は、地元長崎の方々と三法行(さんぽうぎょう)を繰り返しました。「教会に通い、いくら祈りをささげても、本当の幸せに人々を導いてあげることはできないではないか」と感じ始めていたときのことです。大自然の法則に沿った24時間を送る3年間の過程があることを知りました。そこでの過程を歩めることになり、毎日完全燃焼の中で培うことのできたものは計り知れません。
遠慮がちだった自分が、はっきりと意見が言えるようになり、浮かんだアイディアがさまざまな場で採用され、それを喜んでもらえるようになっていました。
大手ホテルで大役をこなし
その過程を歩んだ後、私は大手ホテルに勤務すると、「チーフ」の片腕である「アシスタント」という大役を任せられるようになったのです。厳しい指導に泣く場面もありながら、「何があっても最高」と、宴会後の大広間を隅から隅まで一人で掃除をしている姿を認められたことからでした。
幼いころから思い描いていたように、「人のために生きる」を目標に、参加できるその他のプログラムに参加してきました。また、大手ホテルの仕事はやり切ったおもいで、退職し、皆さんが自然の法則に沿って生活ができるお手伝いをしていました。
天職にたどり着いて
そうした中で、私のようにいきいきとしていたいと悩みを打ち明けてきた人が、三法行を繰り返すようになったのです。彼女は、自分の中に眠っていた本来の力を次第に発揮できるようになり、本当に自分のことのようにうれしかったです。
今、私は東京の本部で、地上全ての方々が自然の法則に沿ってよろこびいっぱいで人生を送ることができる天職の道を歩ませていただいています。
子供のころから思い描いていた、「人のために生きたい」念願が、実現したのです。大自然の法則をつかさどる天の存在を身近に感じながら、毎日を楽しくフル回転で送っています。皆さまとお会いできることを楽しみにしています。