私たちが生きている地球も含め、この大宇宙はすべて大いなるエネルギーによって創造されています。地球上の生きとし生けるものすべては、このエネルギーを取り入れることによって生命を維持し、活性化させています。
あなたの胸に手をあててみてください。
自らの意志とは関係なく、1分1秒休むことなく心臓が動いています。特に意識するわけでもないのに、このエネルギーによって私たちの心臓は毎日決して休むことなく鼓動を打ち続け、私たちの体内に血液を送り続けています。60兆あると言われる人間の細胞の隅々まで、くまなく血液を行き渡らせることで生命を支えている私たちの心臓は、1日およそ10万回、生まれてから今日まで決して休むことなくこの間隔で鼓動を打ち続けてきました。
生命が誕生したときの最初の一打ちから、人生を終える最後の一打ちまで、心臓を動かしているのは、私たち人間の意志ではありませんし、この循環が止めば、私たちは生きていくことができません。
私たちの心臓は、決してその動作の代償を求めることなく、「ただ繰り返し」一定のリズムにのって、私たちを励ましてくれるかのように鼓動を打ち続けています。
自然界に満ち満ちて循環し、マクロからミクロに至るまですべての存在を創造し動かしている根源的なエネルギー、それを「天行力」と呼びます。
天行力は天から地へと、すべての存在に等しく、まるで見えない雨のように降り注ぎ、循環することによって、無限のエネルギーを常に供給し、活性化させています。
そしてそれは、無償のエネルギーでもあります。