【質問】
天行力手帳を持っているのと、持っていないのとでは、どう違うのですか。
【ご法話】
天行力手帳というのは、よくいうお守りにする人がいますが、
やめてください。
極端にいうと、足で踏んづけても絶対にばちは当たりません。
だからといって、試す必要もない。
天声で示されているのは「受身器」です。
「受身器」というのは、天もちょっと甘いんじゃないの?
そこまで手を貸すことは、ないんじゃないの?という風に
言いたくなる人もいるかもしれませんが、
でも、天は生かしてる主ですから絶対仕上がってほしい。
この人生を仕上げて欲しいわけです。
仕上げて欲しいために、ちょっと天も手を貸そうというのが
「天行力手帳」です。
だから、これを一般用語でいうと「受身器」です。
より(天行力が)流れやすい道具。
せっかくあるんですから
それは使わなくては損です。
天行力というのは、その人が法則に沿っているか、
沿っていないかのバロメーターです。
頭の天辺から足裏に抜けるんです。
だから、面談の時、足裏を必ず拝見する。
結論を拝見するんです。
足の裏というのは、
50歳の方は、50年間その上に乗って歩んできたんですから
歩んできた以上は
歩んできた道を全部記録する。
足の裏は記録版なんです。
あの小さい面積。
だから、足の裏を拝見した時には
その人の50年間のトータルのプラス・マイナスと、
徳と業の配分が全部記録されている。
だから天行力が流れているか、流れていないかが、
最終結輪としての足の裏なんです。
要は、天行力でもって
天がチェックしているんです。
「今日はどれほど天行力が流れたな」
ということは、
「どれほど自分が無かったな」
いわゆる「正しく自分を使ったな」
「今日は天行力が流れないな」ということは
「また自分を出したな」
「また我を張ったな」
「また余計な計算ばっかりしやがるな」。
だからまず、頭からチェックされるんです。
これ偶然に頭が肉体の上についてるというだけではないみたいです。
頭が足の裏にあってもいいんでしょうですけれども、
でも、頭でまずチェックする。
これが、自分の言い分なんです。
自分の言い分がどうかで
全部首から下が決まるんです。
だから天行力を通す時に
頭から「10」の天行力を通し
首でチェックして「5」ということは、
「5」は半分流れるけど、半分詰まっているんです。
外科に行って切っても
その詰まり具合はわかりません。
でも、詰まってるんです。
ということは、
頭が半分しっかりついているんです。
そうすると、その延長線上ですから
腰のところでチェックします。
そこで、大半は(腰で天行力の流れが)「3」です。
ということは、「7」が詰まってる。
そういう人の足の裏を見ると「0」に等しい。
天行力が流れないんです。
5尺・6尺の肉体で
これだけは、「流してください!」とお願いしても
一切無視なんです。
「流してください」と言ったら
なおさら流れなくなるんです。
だから、「流してください」と言わなくなった時が、
まず一歩流れる条件付けになるんです。
これ分かりますね。
「善悪超越」という言葉通りです。
プラスが欲しい。
マイナスは嫌だ。
と言ってる人は、マイナスだらけなんです。
善も悪もすべて超越。
プラス・マイナス超越の時に、
天行力が流れやすいことになる。
その中で、前回申し上げた4つ条件があった。
まず、背筋首筋まっすぐであること。
それはそうです。
頭の天辺からですから。
2つ目が首から下、
ひきつける。
引っ張る力は「観い」ですから。
(天行力を)入れて欲しいじゃなくて、
引っ張る力。
これ、意識じゃないから
認められるんですから。
それが観いの大きさです。
観いが大きい分ほど、(天行力が)引っ張り込まれる。
これが2つ目。
3つ目が、足の裏の状態。
そして、4つ目が天行力手帳なんです。
だから、天行力手帳。
これは受身器として、唯一天から頂戴した大切な人生の道具なんです。
だから年に1回、それを更新し直す。
天行力手帳は必ず休む時に大事です。
「涅槃」ですから。
寝ている時は頭は休んでいますけれども、
首から下は仕事をしてます。
だから、しっかり天行力が流れなくてはいけません。
だから、枕の下に必ず置いて休んでいただきます。
寝相が悪い人は、朝起きたらもう、部屋の端っこに(天行力)手帳が吹っ飛んで、
枕はその反対に吹っ飛んで、
人間も逆さまに寝ている人もいるかもしれませんけど、
それでも結構です。
とにかく、休む時には必ず枕の下に置いて休んでいただく。
そしてあとは
こう言うと、「お守り」という解釈になってはまずいんですけれども
必ずいつも携帯しておいてください。
外出する時には、必ずポケットの中になおしていきましょう。
女性の方は、ハンドバッグでもカバンでもなんでも結構です。
必ず携帯しておきましょう。
「お守り」ではございません。
あくまでも、より天行力が流れやすい「道具」として、
唯一天が我々に送ってきたものなんです。
わかりましたか?
(完)