私は、4人きょうだいの2番目、女一人として、福岡県にて優しい父母の下に生まれ育ちました。自由に自分のしたいことを決め、20歳のときには美容学校へ進学し、それから二十数年、美容師として歩みました。すぐに、同業の主人との出会いがあり、結婚し、27歳には独立し、2人の息子を育てながら、美容室を経営するようになりました。
楽しく活動しながら胃が痛む思いも
息子たちが学校に上がると、子どもの学校行事やPTA理事、または部活のサポートなど、ボランティアを3年間やらせていただきました。人と接することや、お世話が好きなので、さまざまな役目を頼まれ、皆さんと楽しくやらせていただきました。
こうして、仕事以外の活動が忙しくなり、オープンから15年目には、お店を閉店しました。パート勤めをしながら、主として接客の仕事に携わるようになりました。大手スーパーなどでさまざまな実務経験をしたことは、大きな財産になりました。それでも、当時は楽しくボランティア活動や仕事をしながらも、人間関係で胃がキリキリとするような思いをすることもあったんです。
頭を取って、こだわりのない自分に
自然の法則と出会ったは、平成8年、1冊の本を読んだことからでした。私は、以前から精神世界に関心があり、本が大好きでした。その本がまるで「手に取ってください」と言っているように、輝いていたのです。
本を読み終えると深い感銘を受け、私は問い合わせをして、頭を取りにいきました。
頭が取れると、ものの見方、考え方が大きく変わった自分に気付きました。小さいことにこだわらなくなり、計算する自分、何か言われると落ち込む自分がなくなっていました。思えば以前は、自分がかわいいけれど嫌いとか、変なプライドがあったのだと思います。
人のために動けるように
私の変わった姿を見て、夫と2人の息子、大好きな母が頭を取り、また、家族以外に友人・知人たちも頭を取りました。家族やご縁のある方々と一緒に三法行(さんぽうぎょう)を繰り返すのは、これまでにない楽しい毎日でした。
法則に沿い、家に流れているものを正常にする中で、奇跡のような体験もしています。母が急に目を患ったときに、不思議ないきさつから一番の名医に執刀していただき、失明を免れたのも、その一つです。
こうして歩んできて、一番感じるのは、何より自分の観(おも)いが変わったことです。自分のことは後回しにして、人のために動ける自分になったことです。
眠っている力を引き出してくれるのが三法行
最近は、パワーアップした三法行を一緒にやる仲間が増えてきました。
自分の中に眠っている力を引き出してくれるのが三法行。何でも繰り返したところに答えがあるけれど、千羽鶴のように、1000巻の繰り返しの先に、気が付いたら自分が必要なところにいるのです。
わいてくるままに三法行のすばらしさをお話しすると、私から伝わってくるものから、「あなたの言うことなら、やってみたい」と思えるそうなのです。
お母さんが三法行を繰り返すようになったことで、子どもさんがスポーツでも大活躍するようになったなどと、喜んでいる方もいます。
以前にやっていて中断していた方の中にも、再開している方や、ステップを踏んで、頭を取った方もいます。
何があっても結果はオーライ
三法行を休まず繰り返している中で、私は生活面でほかにも変化が出ています。一家で始めたお店の経営がとてもうまくいっているのです。
家族全員が頭を取っているので、意見が食い違ったり、口論になったりしても、なぜかよい方向へと流れがついてくるので、とても楽です。
いろいろとありましたが、結果はオーライで、開店までスムーズに運びました。私もこれまでさまざまな仕事や活動に携わってきたことが、全て生かされています。
頭が取れた人間の底力を感じる毎日です。
ほかの日常生活の場面でも、観(おも)ったままを体感する毎日です。
頭を取るということは、大船に乗るということなのでしょう。いつも大きな安心感があり、問題が生じても、受け止め方が軽いので、不思議と大したことにはなりません。繰り返しの中で、いつも前向きの言葉を吐くことが自然と身に付いたようです。
これからも三法行のすばらしさをご縁のある方にお伝えし、皆さんとご一緒に繰り返しをして、周りを明るくしていきたいと思っています。