それが重篤な病であれ経済的な破たんであれ、期待を大きく裏切られ失意のどん底に落とされた苦しみであれ、大切な人を失った悲しみであれ── 危機は必ずそのなかに「気づき」の宝石をひそませている。その宝石を私たちはさがし出さなければならない。そのことにのみ費やされる一生であると言っても言い過ぎではないはずだ。
(中略)この世には、人間の生きてきた経験や知識だけではどうにもならない、ある「法則」がある。まして人間は自分で生きているのではなく、天によって生かされている。(本書より)
世界がコロナ禍に揺れ動くいまこそ、真に人間らしくよろこびを源かせながら生きていくためには何を知り、何をやるべきなのか。
ネット全盛の時代に膨大な量の情報が錯綜し、本当に大切なものが何かを見いだせなくなった現代で、既成の価値観にもとづく理論・理屈に縛られた人々がいかにすればその束縛から解かれ、真に自分らしく生き、天のいう「人間はもともとよろこびの表現体」を実証できるのか。
そこには「自然の法則」という無二のキーワードが潜んでいます。
著者・木村正次郎氏が苦難の末に得た、天との出会い、そしてよろこびに満ちた生活。自然の法則というものをまるで知らなかった著者が七転八倒の末にたどりついた真理は、いたってシンプルなものでした。
すべての人々が、今日という日をいかに楽しく生き、よろこびあふれる人生を実現していくために。
その答えがあますことなく凝縮されたスマートブックです。
著者プロフィール:
【木村 正次郎】1950年1月、大阪府堺市に生まれる。京都大学工学部修士課程を卒業後、大手化学メーカーに勤務。34歳で公認会計士試験に合格後、監査法人に16年間勤務。阪神淡路大震災に遭遇したことをきっかけに監査法人を退職、2007年より2013年まで人類救済活動団体の代表を務める。著書に『頭を取るしかない』(2010年2月発行)、『悩み苦しみがあるほど幸せになれる』(2013年6月発行)、『釈迦が説きたかったのは般若心経ではなく般若天行だった』(2014年12月発行)がある。近著に『幸せのしくみ』がある。