「理想」と「現実」の開きに心を支配されていませんか?
漠然とした不安やイライラの原因が尽きない現代社会。
「幸せになりたい」──誰だってそう思っています。円満な家庭を築くこと。仕事でも一目置かれる立場になり、多くの人から感謝され、裕福になって好きな時間に好きなことができること。なにより心身が健康であること。
でもそれが現実のものとならなければ、人は自らが描く理想との開きに苦悩し始めます。
苦悩は人を成長させても、度を越せば「過去」の後悔と「未来」の不安で心を押しつぶし、「今」という尊い瞬間を見えなくさせ、人生をあらぬ方向に導いてしまうことがあります。
これほどまでに文明が発達して高い利便性を享受するいっぽうで、この理想と現実の開きに心を奪われて幸せを見失っている人は少なくありません。
人には皆「観い」がありました
その手をグッと伸ばして求めれば求めるほど、遠ざかっていく。多くの人たちが恋愛術、成功哲学、健康法などあらゆる場面で体験してきたことです。
人は、思ったとおりに現実が作られるのではなく、潜在的に観ったとおりの人生を歩んでいきます。
誰にも身に覚えがあるでしょう。頭の中で「こう思うようにしよう」と考えてみても、それとは相反する感情が込み上げてくることがあります。
「できる」と思いたいのに、「できないんじゃないか」という感情がわいてくる。
身近な人の成功を祝福してあげたいのに、つい嫉妬心が込み上げてくる。
親兄弟に優しくしたいのに、素直にそれができない。
夫に感謝しなければと思うのに、いざ目の前にするとイライラする。
いろんなことにもっと感動したいのに、ついあら探しをして感動どころではない。
これが「思い」と、無意識に込み上げてくる「観い」の相関関係です。
観いがマイナス(苦)に傾けば、現象もその通りになります。
観いは、思考力でうまくコントロールできるものではありません。まるで反発し合う磁石のように、自分では絶対に制御できないのです。
地球上で誰も解明できなかったこの観いの存在と、願わなくても求めなくてもそれを変えていける方法を天は教えてくれました。