「天礼納行」について
「第3救済 慈喜徳会でお支払いをする際に、それを天礼納行というのはなぜですか」とのご質問が寄せられます。
第3救済 慈喜徳会が皆さま方から金銭を申し受ける際には「支払い」という言葉は用いられず、ご自身による「天礼納行」と呼びます。
天礼納行は、購買物品の代金として支払うというような、価値を引き換える性質のものではありません。いま、天に生かされているよろこびと感謝の観いで、天に金銭を納めさせていただく布施行です。そして、それが天の意にもとづいて人類救済活動に活かされる(役立てられる)ことで、ご自身の徳積みとなるものです。
社会で暮らすうえであらゆる物資やサービスを手に入れるためのお金は、私たちにとってとても大切なものです。そのお金を、たとえ1円であろうとも、特段の見返りを求めずその大切なものを「握りしめず、手放す」という行いが、自らへの執着から離れる立派な行となります。
私たちの人生は、人間完成を成し遂げるための行の道のりを歩む期間です。それは自分自身を変えていく道のりでもあり、命の次に大切なものを手放す(肚を決める)ことは、二度と後戻りせずにすむ、天意に沿ったよろこびいっぱいの歩みをスタートさせることになります。
天礼納行はその人の観いと魂をもって天に納められる尊い行(命)として扱われ、その天礼納金は一礼をもって謹んで天に納められます。ゆえに、他の人が代わって納めたり、立て替えることは原則できません。また、当人の意思によるものでなければ天礼納行とは認められないため、当会が皆さま方に天礼納行を強く働きかけることは決してありませんし、第三者による強要なども当会規定に反することとなります。
人間完成の尊い歩みは確かな生活基盤の上にこそ成り立ち、その生活が揺らぐことがあってはならないため、天礼納行を行うにあたっては他者から借り入れたりせず、あくまで無理なく、できる範囲で行われるよう、第3救済 慈喜徳会では設立時(2016年)より一貫してご指導をさせていただいています。
第3救済 慈喜徳会