喜楽写経
いちばんきらくにすいすい書ける 超・写経帳
形式のいらない写経は、こんなに楽しい!
キラクにすらすら書けるボールペン写経
◆写経の本来の姿を追求して
お経はその内容の崇高さもさることながら、医学的な側面からも精神を安定させるといった効能が認められています。
でも、般若心経の解説書は山のようにあって、その解釈は人によってまちまちです。
お経は仏教の教えであり、「空」について語られていますが、「読んだとしても書いたとしても実は意味がなく、実行しなければならない(そう成らなければならない)」とさえ言われているように、空を理解し、いくら期待や願いを込めて書いたからといって、そう「成れる」こととは別なのです。
では般若心経を真に自分のものにするには、どう向き合って、「どう書けば」よいのでしょうか?
その答えが、この「喜楽写経」にあります。
【喜楽写経の特徴】
①筆を使わずボールペンでキラクに書ける
②どんな場面でもキラクに書ける
③どんな心構えも持たずにキラクに書ける
◆お経を知らなくても、形式ばらず自由に書けばOK
般若心経をまったく知らなくても大丈夫。そこにつづられた文字の意味を気にする必要はまったくありません。
まして、堅苦しい形式のなかでいくらお経をありがたがっても意味がありません。
喜楽写経は、姿や形にとらわれず、ただひたすら書きなぞります。
気分が沈みがちなとき、不安や悩みがどうしても拭いきれないとき、どうしてもイライラしてしまうとき、心を落ち着かせたいときなど、どのような状態でもただ書きなぞります。
そうすると、いつの間にか「書かずにはいられない自分」を発見することになります。
それが大自然のリズムであり、「喜び」「楽しさ」を感じ始めた状態です。
「書かなきゃいけない」と思って書くのではなく、「書かずにはいられない」のが喜楽写経です。
◆ほんとうの意味で般若心経を体得するための「般若天行」
喜楽写経で使用する「般若天行(はんにゃてんぎょう)」は、釈尊教典の最も優れた「般若心経」を知識として得る「心のお経」ではなく、生活に反映される「心の行(ぎょう)」に始まり、既存の形式にこだわらず、願ったり求めたりせず、大自然の大いなる営みのように「ただ繰り返し」、私たちがこの叡知を吸収し体現していける「行」となったものです。
喜楽写経は、格式を重んじるような従来の写経スタイルからいったん離れて、楽しく喜びながら〝ただ書きなぞる〟という自然のリズムを最も大切にし、実践に取り入れています。